映画 スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ネタバレあり
2022年映画館でのはじめの映画鑑賞はスパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム。監督ジョン・ワッツ
エキスポシティ字幕版IMAXで鑑賞しました。まあまあ前列だったため、迫力はあったけど首が疲れました。IMAX上映の時にある滑走路を飛び立つ飛行機の爆音プレビューに毎回ビビる私です。
さて、今回のスパイダーマンは過去のスパイダーマンシリーズを把握していたほうが作品をより楽しめるようなので旦那と一緒にトビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンを事前に鑑賞しておきました。
ここから軽いあらすじと感想 ネタバレあり
私の記憶を頼りに綴っていますので、適当なところや間違いもあるかもしれませんのでどうか広い心で目を通されてくださいませ。
前作のスパイダーマン ファー・フロム・ホームを鑑賞後から2年ちょっと経過していたせいか映画冒頭のミステリオとの戦いの後、正体を知られてしまったうんぬんの流れをパッと思い出せなかった私でした。今作を観るまでの間に他のMARVEL作品を見たりしているのでなんか色々とゴチャゴチャしてしまい、ミステリオって誰だったっけ?状態でしたが、まあいっか後で思い出すだろう。とスルーしました。
世界中の人々にスパイダーマンはピーター・パーカー(トム・ホランド)であるということを知られてしまったピーターはドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)のもとを訪ねて人々の記憶からスパイダーマン=ピーター・パーカーであることを消してほしいと頼みます。
ドクター・ストレンジが魔術を使って人々の記憶を消そうと頑張っている最中、ピーターがやっぱり自分と親しい人の記憶は残してほしいとあれこれ追加注文してしまった結果、魔術が暴走してしまい別の世界(マルチバース)からよからぬ連中を引き寄せてしまうことになります。
魔術を使う前にあらかじめドクター・ストレンジがピーターにきちんと意思を確認してからはじめていればこんなことにはならなかったんじゃね?と感じつつも物語は進みます。
ベネディクト・カンバーバッチいい声ですよね。トム・ホランドも逞しい身体つきになっていたなあ。自分のせいで大学に落ちた親友ネッド(ジェイコブ・バタロン)恋人のMJ(ゼンデイヤ)のために大学の副学長のもとに駆け寄りふたりの入学を嘆願している最中、マルチバースの世界からスパイダーマンに怨恨を抱いているヴィラン達が続々と登場してきます。
ネッドの存在感ってなんか安心します。ジャッキー・チェンの映画に出てくるキャラクターのような懐かしさがあるというか。ネッド演じるジェイコブ・バタロンは減量に成功して現在は少しスリムになられたようです。MJ演じるゼンデイヤは凄いスタイルですね。実物を目にしたらホワァ(゜Д゜)!!ってなりそうですね。クールな感じもしますがどことなく母性的な雰囲気もある強そうな女優さんですね。
グリーンゴブリン(ウィレム・デフォー)
エレクトロ(ジェイミー・フォックス)
過去作をリアルタイムで見ていた方にとってはかなり激アツ!な展開なのではないでしょうか。
個人的にはグリーンゴブリンが不気味さと微妙なダサさがあって好きですね。グリーンゴブリンを演じるウィレム・デフォー本人がまた味のあるなんともいえない妖しい魅力ある人ですね。
ドクター・ストレンジはやってきたヴィラン達を元の世界に戻すべきだと言います。彼らはスパイダーマンと戦って命を落とす運命だとドクター・ストレンジ。しかし、ピーターはそのまま元の世界に戻すのではなく、ヴィランである彼らを治療してあげることができるのではないかと考えます。私はどちらかといえばドクター・ストレンジの言うようにあれこれ手を加えずに元の世界にかえしたほうがいいんじゃね?と思うのですがピーターは違います。
それがピーターの優しさなのか子供ゆえの浅慮なのか······。でも、きっとピーターはメイおばさん(マリサ・トメイ)やMJ、ネッドや学校の友人たちと生活する中で人を思いやる心というものが自分でも気が付かないうちに強く育っていたのかもしれません。
まあ、ヴィラン達も根っからの悪というわけではなくアクシデントによってパワーを得た人たちなので何とかしてあげたいと思うのは普通のことなのかもしれませんが、マルチバースからきたヴィラン達とピーターは初対面ですからね。それでも治療してあげたいと思うのですからたいしたもんですよ。私なら初対面の怪しげなオッサン達とは早々と距離をおきたいですね。ピーターは自分のせいで彼らを引き寄せてしまったという負い目というか責任のようなものもあるのかもしれません。
ドクター・ストレンジと意見の相違によりピーターはドクター・ストレンジを砂漠に閉じ込めたまま、MJとネッドと共に独自で治療法を模索します。そんな中、グリーンゴブリンであるノーマンが協力的な態度で近寄ってきます。
ノーマンは科学者で色々と詳しいふりをしながらも内心ではケーッケッケッとほくそ笑んでいたのでしょう。
ドクターオクトパスは早めに治療ができましたがエレクトロの治療中にノーマンのグリーンゴブリンが表面化し、エレクトロ、サンドマン、リザード、グリーンゴブリンは治療ができていないまま解き放たれてしまいます。
そしてグリーンゴブリンによってピーターはメイおばさんを失います。メイおばさんは息をひきとる前に「大いなる力には大いなる責任が伴う」と伝えます。
メイおばさんが亡くなるシーンはとても辛く悲しいのですが、私は勝手に先読みして、どうせドクター・ストレンジがなんとかして無かったことになるんだろう。と余裕ぶっこいてました。後々、自分の安易な考えに。゚∵・(ノД`)∵゚。 うわああん
ピーターは愛する人を自分のせいで無意味に死なせてしまったと憤ります。グリーンゴブリンに対しても憎しみを抱き復讐心も芽生えていたのではないでしょうか。
ピーターが大変な目にあっていた頃、ドクター・ストレンジの指輪を身につけていたネッドがピーターを強く想った時、サークルが開きなんとマルチバースの世界からスパイダーマンを呼び寄せます。意外にもネッドには魔術の才能が?!
別世界のスパイダーマンふたりと出会ったピーターはなんとか持ち直し、ふたりのスパイダーマンと協力して治療を再開します。
これまたリアルタイムでスパイダーマンシリーズを見ていた方にとっては✨└(゚∀゚└)フィーーーーバーーー(┘゚∀゚)┘✨状態ではないでしょうか。
歴代のヒーローが集結し、共闘するなんて夢のようなことですよね。しかしながら私はスパイダーマンにさほど詳しくはないので、もちろんすげ〜!とは思いましたがアクションシーンになるとどれがどのスパイダーマンか分からない状態でした。
トビー・マグワイア演じるスパイダーマンもアンドリュー・ガーフィールド演じるスパイダーマンもベンおじさんをなくし、メイおばさんをなくしたピーターに対して同じような苦しみを抱いているのでしょう。メイおばさんを自分のせいで死なせてしまったと言う傷心のピーターにふたりのピーターはメイおばさんは無意味に死んだわけではないと諭します。
トビー・マグワイアは眼がいいですね。サム・ライミ版のスパイダーマンに出演されていた方々は皆、眼に魅力があった気がします。
テレビを使いヴィラン達をおびき寄せたスパイダーマンたちは自由の女神像で乱戦します。
ここではスパイダーマンが入り乱れて戦う迫力があるシーンの連続です。猫並の動体視力があれば更に楽しめたシーンですね。ちなみに私は字幕を追うのが精一杯でした。
サンドマン、エレクトロ、リザードをドクターオクトパスの協力もあり治療し、最後に残ったグリーンゴブリンと対峙するピーター。メイおばさんのこともあり、ピーターはグリーンゴブリンを一方的にボコボコにします。このボコボコにされている時のウィレム・デフォーがこれまたいい顔してるんですよね。お前のパンチはその程度か?フヘヘみたいな。
治療より先に殺してしまうのではと胸が痛くなるシーンですがトビー・マグワイア演じるスパイダーマンとアンドリュー・ガーフィールド演じるスパイダーマンによってピーターはグリーンゴブリンに治療薬をぶち込んでグリーンゴブリンはノーマンに戻ります。
その際、トビー・マグワイア演じるスパイダーマンはグリーンゴブリンに刺されたりもしていますがなんとか大丈夫だったみたいです。前にも刺されたことがあるとニヤリとしていました。
女神像の戦いの中でなにより私が胸にきたシーンは落下するMJをアンドリュー・ガーフィールド演じるスパイダーマンが助け出したところですね。恋人グウェンを落下死させてしまったことがずっと心の重荷になっているであろう彼がMJを抱き止めて泣き笑いのような顔を見せたのが今作でいちばん胸に刺さりました。
余談ですが、アメイジング・スパイダーマン2でも私は先読みしてどうせグウェンは死んでないんだろ。と余裕ぶっこいてました。
なんやかんやでドクター・ストレンジも砂漠から激おこ状態で戻り、ピーターがヴィラン達の治療に成功したことやネッドがサークルを開いたことに素直に感心していました。
しかし、暴走した魔術のせいでよからぬ連中が次々とスパイダーマンの元に引き寄せられようとしていました。それを止めるには自分を知るすべての存在からピーター・パーカーに関する記憶を消すしかないとピーターは覚悟します。
ピーターはMJやネッド、ドクター・ストレンジに別れの挨拶をします。自分のことを忘れられてしまうのはとても辛いですがピーターはまた会いに行くとふたりに約束します。
自分は相手のことを知っているのに相手は知らない。相手との絆が深いほど辛いことですが、私は悲観するよりは前向きに考えたいですね。命あるかぎり、いつか思い出すかもしれないし、仮に思い出さなくても新たにはじめていけるチャンスがあるのだから死別するよりはいいんじゃないかな?と。
それとは別にMARVEL作品として繋がっているのなら、いずれはまあ思い出すor誰かがなんとかするだろうとまた先読みする私もいたりするのです。
さて、今回の作品は過去作を見ていてなおかつ熱烈なファンの方なら分かる小ネタ的な発言やアイテムもあったでしょうし、スパイダーマン好きにはたまらない作品でしょう。
最後に、J・K・シモンズはあらゆる次元を超越する。
知らんけど( ̄▽ ̄)ニヤリッ